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016: ウィ・チェイス・ザ・サン・トゥゲザー (Yozakura Disko Mash) - デ・ソファー x マライア・キャリー

  • Shigeki
  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分

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今日皆さんとシェアするのはプラネット・ファンクのクラブヒット「チェイス・ザ・サン」のデ・ソファーによるリメイクとマライア・キャリーの「ウィ・ビロング・トゥゲザー」をミックスしたマッシュアップ、「ウィ・チェイス・ザ・サン・トゥゲザー」です。


「チェイス・ザ・サン」は2001年にイタリアのエレクトロニック・バンド、プラネット・ファンクによってリリースされた曲。その年にヨーロッパを中心にグローバルなヒットになり、シドニーでもどこに行ってもかかっていたのを覚えています。この曲は乗りやすいビート、メランコリックなギターリフ、ゴージャスなストリングス、UKシンガーのダン・ブラックによるヒプノティックなボーカルが大好きでした。彼らの初アルバム『ファンクの惑星』 (2002)からは他にも「フー・セッド (スタック・イン・ザ・UK)」や、「ザ・スウィッチ」などのヒットが生まれました。オーストラリアのエレクトロニック・バンド、ローグ・トレーダーズによるお気に入りのリミックスがあって、当時ヘビロテでかけまくっていました。「チェイス・ザ・サン」は現在までに何度かリミックスされていて、昨年テルアビブのプロデューサー、デ・ソファーによるニューディスコのリメイクも登場しました。


マライア・キャリーは私たちの世代を代表するレコーディング・アーティストの1人で、誰もが彼女をクイーン・オブ・クリスマスと認めるでしょう。彼女のアルバムやリミックスは私の90年代のサウンドトラックと言えるほどよく聴いていました。クラブ向けのリミックスを真剣に受け止め、ハウスDJの巨匠デヴィット・モラレスによるリミックスのためにボーカルを録り直した数少ないアーティストの1人です。彼の作品で特に好きだったのは「ドリームラヴァー」と「アイ・スティル・ビリーヴ」のリミックス。また、ヘックス・ヘクターとマック・クエールが手掛けた「スルー・ザ・レイン」のプログレッシブ・ハウス系のリミックスも大好きでした。2005年には故ピーター・ラウホーファーが「ウィ・ビロング・トゥゲザー」のリミックスを2種類出して、さらにフラグマのヒット曲「トカズ☆ミラクル」 との非公式マッシュアップも届けてくれました。これは天才的なマッシュアップでした。


今回のマッシュアップは今年のシドニーマルディグラのために用意したもので、作っているときにこのラウホーファーのマッシュアップを思い出しました。そのマッシュアップが気に入った理由は、彼女の公式リミックスにはなかったようなパンチのあるビートとトランス系の浮揚感があったからです。私のマッシュアップも他のリミックスにはなかったようなニューディスコのエネルギーとインディーな要素をミックスできたので、とても満足しています。これがマシュアップの醍醐味だと思います。気に入っていただけると嬉しいです。



掲載日: 1 September 2025


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by DJ SHIGEKI

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